PSI

第13回PSIアジア太平洋地域総会(APRECON)

平成28年10月11日・12日、福岡県福岡市「アクロス福岡」において、第13回PSIアジア太平洋地域総会(APRECON)が開催された。

PSIアジア太平洋地域総会(APRECON)は5年1度、PSI世界大会の前年に開かれる地域総会で、今回の開催地が東アジア小地域の中で日本が選ばれ福岡での開催となった。

今回、PSI-JCの仲間と共に全消協から村上副会長・仲野特別幹事・青木女性代表が代議員として参加した。総会のテーマを「安心な地域社会は質の高い公共サービス」と掲げ、事前会議を含めて4日間の日程で行われた。

ユースフォーラム・女性コーカス・部門別ネットワークイベント・小地域コーカス、そして本総会。PSIアジア太平洋地域で活動する仲間が一堂に会し、各地域の取り組みや各テーマに沿った議論が行われ、全消協は「日本の経験を活かす」というセッションで早稲田大学社会科学総合学術院の篠田教授の講演後に、村上副会長より日本加盟組合の取り組みとして全消協の活動を発表した。

また、労働組合権のセッションでは各国キャンペーンの経験として、民主党消防議員懇談会や韓国消防発展協議会(FFDC)との交流について仲野特別幹事より報告をおこなった。

そして、総会のホスト国の司会として青木女性代表が日本加盟組合である全水道から選出された菖蒲谷九州地方本部執行委員長と共に司会を務めた。

青木女性代表はPSI-JCの要望により、職場の許可を得て活動服を着用し司会を務め、海外の参加者から大きな関心を得た。

総会はAPREC共同議長である川本自治労委員長とアニー・ヘロンの議事進行によって進められ、来賓として鈴木則之ITUC-APRO書記長、ポン・スル・アンILOバンコク事務所、神津里季生連合会長が参加した。ディーブ・プレンティスPSI会長、ローザ・パヴァネリPSI書記長は所用で参加できなかったため、ビデオメッセージのみ披露された。

2011〜2016年地域報告が確認された後、次の5年間の地域行動計画案が示された。行動計画の労働組合権の項目に「消防」も組み込まれており、労働組合権の回復や消防職員の組織化についても検討された。

最後に2017年〜2021年地域行動計画案や決議案の採択がおこなわれ、満場一致で採決され閉会となった。今回、採決された内容については来年のPSI世界大会へアジア太平洋地域の取り組みとして発表される。

APRECON会場の様子

 

司会を務めた青木女性代表

 

全消協活動の発表をおこなう村上副会長

 

各国キャンペーンについて報告する仲野特別幹事