TOP > 各種報告 > 全消協復興支援活動(第7グルーブ第2チーム)報告

全消協復興支援活動(第7グルーブ第2チーム)報告

第7グループ第2チームは、5月24日に福島BC到着。編成は中国ブロック4人と近畿ブロック2人の計6人のチーム。到着後,四国ブロックチームより支援活動報告ならびに引き継ぎを受けた。
我々のチームは,福島県二本松市にある浪江町民の避難施設東和支所での支援活動を行う予定であった。しかしながら,支援活動の進捗状況から急遽,福島市内での活動を行うことを福島市災害対策本部から要請され継続業務を行うこととなった。
a

まず,福島市信夫ヶ丘競技場に保管されていた災害支援物資の仕分け,搬出を行った。翌日から開催される中学陸上競技会開催に支障があるためとのことであり,段ボール箱に梱包された寝具類200個を2トントラック2台により福島市勤労者青少年ホーム,福島市音楽堂へ移動させた。

bc

また,福島市勤労者青少年ホームに備蓄されている生活物資(米・飲料水・食料品等)を福島市笹谷東部応急仮設住宅に搬出を行った。新築されたばかりの仮設住宅では民間ボランティアの方が多く活動されており,入居される方と協力し笑顔で対応されていたのが印象的であった。

翌日も支援物資の搬出,整理を主な業務として行った。福島市国体記念体育館には全国から提供された自転車が保管してあり,交通の便が悪い避難所で生活されている方に届けているとのことであった。我々も福島市笹谷東部応急仮設住宅に自転車を届けるためトラック2台に50台の自転車の積み込み運搬を行った。

de

27日からは福島市湯野地区体育館に移動保管されていた使用済みの衣類や寝具類等を焼却処分するための分別作業を行った。体育館内には数千枚もの毛布が集積しており,クリーニングし再利用できるものと汚れなどにより焼却処分しなければならないものとに分別する作業が困難を極めた。まずホコリとダニとの戦いである。ホコリは作業中に飛散するためマスクの着用が不可欠。はじめは一般的なサージカルマスクを使用し作業を行う予定であったがホコリの量と体育館内の放射線量がガイガーカウンターで300μシーベルトと高値であったためN95マスクを使用し作業を行った。

fg

ダニについては,近くのドラッグストアーでダニ除けスプレーを多量に購入。作業2時間おきに休憩を取り,お互いに全身にスプレーを吹きかけ作業を行った。体育館の換気にも努め,放射線濃度は低下した。作業中に体調不良を訴える者もおらず,作業終了時にも報告はなかった。
翌28日には,焼却する寝具類,特に多量の毛布を2トントラック2台に積載し片道約30分かかる福島市あらかわクリーンセンターへ搬入した。前日同様,N95マスクを使用しダニ除けスプレーを全身に吹きかけ作業を行った。延べトラック7台分の寝具類を焼却処分。焼却した寝具類の総重量は約8トンであった。予定されていた福島市内での支援活動は終了。福島市災害対策本部に業務終了報告を行った。

hi

j

○復興支援活動を経験して
今回の活動を通して,活動した者がそれぞれ多くのものを学んだと思います。若い職員,中堅の職員で構成されたチームとして,それぞれの立場で感じたものに違いがあるものの,消防業務以外で被災地に赴き,後方支援を行うという今までにない経験をしたことにより今後の行政職員として行わなければならない被災住民の立場に立った復興支援活動の大切さを身に染みて感じました。災害の規模からして,中長期的な復興支援は絶対不可欠であり今後も継続した支援活動を行わなければならないと思います。被災地,被災住民に対し金銭的な支援は絶対に必要ですが,マンパワーはそれ以上に必要であると感じました。

報告者 福山消防職員親和会   岩本 展政
福山消防職員親和会   久安 誠
福山消防職員親和会   赤木 宣彦
福山消防職員親和会   漆原 和也
四条畷市消防行政研究会 安達 大祐
四条畷市消防行政研究会 小島 教広

⇒東日本大震災「全消協復興支援活動」に戻る

ページトップへ