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第8G第2チーム報告③

5月28日から6月5日の日程で第8グループ第2チームとして参加した。支援活動場所は福島市の二本松市で、物資搬入と仕分け等が主な活動となった。

現地での活動は浪江村の役場職員が主体となり、同じく被災された消防団の方々と自治労(千葉の清掃)、全消協(九州ブロック4人)に東京電力より2人の方がボランティア活動に参加されていたが、活動当初は構成メンバーの複雑さに会話もあまり無く、東電の若い職員の方は委縮し、重い空気が漂っていた。食事を取る時も部屋の隅で取る状態で、これでは意味が無いと思い「同じ活動をしているのだから、胸張って元気な活動をしよう」と声を掛けることにした。それがあったからではないだろうが、今までの状態とは180度変わり、みんな笑顔での活動になったことは、胸にぐっとくるものがあり、一筋の光が差したように感じることができた。私は、この活動をさせていただく以上、謙虚な姿勢を持ちつつも、自らが暗くては意味がない、ましてや被災者の方々に何も与える事が出来ないと考えており「常に顔を上げ、前を向く」ことを被災地で、そして温かいものを学ばせていただいたような気がした。

明るくなった活動環境も後押しをし、連日の力仕事もなんのその、1日があっという間に流れる中、今回の活動中での最大の出来事が起こった。同ホテルの同フロアーに南相馬市より9世帯程の被災者が避難されており、偶然にも次の避難所への異動の為、お別れ会をされていた場面に出くわし、ここはいくしかないと日頃消防で培ったコミュニケーション等を武器にいざ一歩を踏み出した。そんな我々を快く迎えてくださった南相馬市の方々と酒を酌み交わし、さまざまな話を聞かせて頂いた中、報道されている情報は当たり障りのない報道で真実では無い事、また原発の影響により帰宅も許されず、ましてや自宅が現存する為、他県や避難所等への移住が出来ない、何ともやり場のない心境であること、そして今ではやっと報道等にも取り上げられるようになった現実をお聞きすることができた。また自ら命を絶ちたいと、避難民の老夫婦が話されていた事など、当初よりあった悲しい現実を目の当たりにし、非常に心が痛かったのが印象に残っている。1日先が見えない状態での生活、不安や絶望感、明日への希望が見いだせない状況下で懸命に声を上げ、自ら道を切り開こうとされている姿には、かける言葉が見つからなかった。

我々に出来る事は様々だが、まずは震災からしっかりと学ぶ事、阪神淡路大震災等があったにも関わらず、まだ学べていない現実、人として消防官として、我々は次に繋げなければならない。多くの尊い命が失われた事を無駄にすることなく、消協活動を通じ、全国の消防官が真の消防活動が出来るよう、我々も声を上げ続けなければならない。

最後に、復興支援活動への参加を後押しして下さった各関係機関に感謝すると共に、震災で亡くなられた方々のご冥福と、1日も早い復興をお祈り申し上げさせていただき、私の感想とさせていただく。

宇城消防職員協議会
福嶋 祐貴

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