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第9G第2チーム報告

全消協復興支援活動に、四国ブロック・香川県消協より自治労復興支援第9グループ第2チームの一員として6月7日から6月12日までの六日間の日程で参加させてもらった。

福島市のホテル福島グリーンパレスをベースキャンプとして、全国から送られてきた支援物資(主に食料品)を仕分けして、震災及び原発事故によって県内外で避難生活を強いられている、浪江町の町民全世帯にその支援物資を配送することであった。

福島市から車で1時間程走った郡山市にある大手宅急便(クロネコヤマト)の配送センター内にある集積倉庫が主な作業場所であった。そこでの活動メンバーは20名程で浪江町職員・町民、東京電力・東北電力関係職員、自治労関係職員等の様々なそして色々な事情がある面々であった。浪江町の人は、もちろん被災者の方々である。

活動初日の6月8日、初めて集積倉庫に入った時に驚いたのは、支援物資の量の凄さであった。しかし、これからまだまだ送られて来ると言う話を聞いて更に驚いたが、全国各地の色々な人々の支援の気持ちを実際に体感出来て大変嬉しく思えた。

自分達の作業は、決められた数の支援物資(米・水・レトルト商品・カップめん等)を段ボール箱に入れて梱包するという単純な作業であったので、体力的には問題ないと安易に考えていた。しかし6月初旬の東北福島県とは思われぬ気温(東北は涼しいと思っていた。)と無風状態の倉庫内での作業は、正直きつかった。

前日の第1チームからの引き継ぎで、「始めは様子を見ながら、あんまり無理しないように。」と言われていたのにもかかわらず、ペースが分からずガムシャラにしていたと思う。休憩時間の時に浪江町の方々から「初日だからって、頑張り過ぎないで下さいね。」とやさしく言われた。自分の気持ちを見抜かれていた。でも「ほっ」とした。みなさん気さくで、優しく、温かい、そして前向きだ。

最初自分は変に意識して、震災・原発被害の話題を避けていたようであった。しかし浪江町のみんなは自然にその話をしてくれた、「凄い揺れだった」「海が山のようになって、押し寄せてきた」「原発事故の時、一番危険な避難所に居たから被ばくしてるかも」とか、私の想像を絶する話を聞かせてもらった。その中でも「みんな一人ひとり伝えたいことがいっぱいあるんだよね。」と言った言葉が印象的だった。被災された方の話を聴くことも、大切なことだと気付いた。

支援スタッフの好意で津波被害の大きかった地区の視察にも行くことが出来た。今まで見たことのない悲惨な光景が目の前にあった。地元スタッフから「ここは震災当時に比べると、かなり片付いていますよ。」と言われ「えっ、これで?」と思った。マスコミ報道等で様々な映像を見聞きしているが、やはり実際にその現場に行かなくては伝わらないことがあるのを実感した。

この活動で出会った浪江町の人達、みんな「前」を向いていた。この先のことを考えると不安だと言いながら絶対に諦めていない「強い、東北魂」を感じた。復興支援に行ったのに逆に励まされ勇気づけられていた。「ありがとう、浪江町のみなさん。」「がんばれ、福島」

震災直後から何かしたいと思いながら何も出来ないでいた自分に、今回この支援活動へ参加する機会を与えてもらった自治労及び全消協の関係者の皆様、そして快く送り出してくれた職場のみんなに本当に感謝している。

完全復興への道のりは険しく、まだ始まったばかりである。まだまだ色々な支援が必要である。「遠く離れた地に居ても、自分たちに何が出来るかを考えて、出来ることをしていこう」とみんなに伝えたいと思いながら帰路に就いた。

小豆地区消防職員協議会
会 長 田村 晃也

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