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『悲惨な事故を風化させない』 ~長野県消防防災ヘリ墜落事故、長野県消防職員協議会の活動報告

長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が松本市鉢伏山山中に墜落し、長野県消防防災航空隊員9人の尊い命が失われた事故(2017年3月5日)から5カ月となった8月5日。新盆を前に、長野県消協有志8人で慰霊登山し献花をしてきました。

墜落現場は、いまだに油の臭いが残り、機体に塗られていた塗膜片も落ちていました。

財前長野県消協会長は、信濃毎日新聞の取材に対し「悲しみはなくならないが、隊員の意志を受け継いで頑張っていきたいと」答えた。

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墜落現場に献花し、手を合わせる長野県消協有志

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事故現場への献花

 

 

―以下、全消協ニュース第103号(2017年7月31日発行)掲載記事より―

 

長野県消防防災ヘリ墜落事故について

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長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」

【事故の概要】

平成29年3月5日(日)午後1時33分、山岳遭難救助訓練の為、県営松本空港を飛び立った長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が、松本市鉢伏山(1928m)山中に墜落し、県内各消防本部の精鋭消防隊員7人、操縦士、整備士ら搭乗員9人全員が殉職しました。

国内で、過去最悪規模のヘリコプター事故となり、県警の現場検証では、現場近くのカラマツ林にメインローターが接触したとみられる痕跡があり、何らかの原因でヘリコプターは低空飛行し尾根の木に接触、墜落した可能性が強まっています。

04_002航空センターへ設けられた献花台

【長野県消協としての活動と今後の検討事項】

今回の事故で、上田消防職員協議会会員が殉職。長野県消防職員協議会として何ができるか幹事会で話し合いました。

<具体的な活動>
・殉職会員告別式に弔電、長野県消協関副会長参列
・長野県消防防災航空センターへ県役員で献花
・5月30日(火)長野県消防防災ヘリ墜落事故殉職者合同追悼式(県主催)へ長野県消協財前会長参列

<今後の検討事項>
・殉職会員ご遺族と話し協議会として出来ることを確認
・墜落現場へ慰霊登山し献花
・長野県危機管理部への申し入れ

長野県消協としてもこのような事故は初めてで、何をどうしていったら良いのか道筋が立ちませんが、協議会ならではの団結力で「原因究明と事故の再発防止」を1番に関係機関へ求めていきたいと思います。

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長野県消協役員による献花

【最後に】

事故発生直後、全国の消防職員の方々から「何か協力できることはないか?」等励ましの言葉を頂きありがとうございました。また、全消協事務局と相談し、亡くなられた会員ご遺族へ弔電をお送り致しました。3カ月経った今も、関係者、職員、同僚は悲痛な気持ちで一杯ですが、最愛のご家族を残し突然旅立たれた殉職者と、残されたご遺族の気持ちを思うと切なく、言葉になりません。今後、全国の皆様に、何かご協力をお願いする事あるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

長野県消防職員協議会特別幹事(全消協北信ブロック幹事)返町直也

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