PSI

ノルウェー公共部門労組(DELTA)との意見交換

2025年124日(金)、PSI加盟組合であるノルウェー公共部門労組(DELTA)のトロンド・エレフセン委員長、ギスレ・サレム書記長が来日し、自治労を表敬訪問し、意見交換を実施した。自治労からは石上千博委員長、八巻由美総合企画総務局長、全消協からは川北研人事務局長、藤木亜純事務局次長が出席した。

その後、杉﨑穣滋自治労国際担当副部長および藤木事務局次長から、消防職場を中心に日本の公務員の基本権に関する課題や、人事院勧告制度といった賃金決定の仕組みについて説明を行った。

DELTAからは、組織の紹介や、公務員の定年状況、および若年層の組合離れとその対策などが報告され、労使関係について説明があった。DELTAの組織について、1898年に設立し、消防、救急職員で組織される組合を含む20の組合で構成されていること、女性の組合員が74%であること、特定の政党と結びついた活動を行っていないこと等が紹介された。また、労使交渉について、妥結できない場合は調停やストライキを実施する場合もあること、更に、現在、消防職場において訓練中には労災認定されないことを改善する取り組みを実施していることが報告された。