2024年２月27日（火）～28日（水）の２日間、東京・自治労会館にて、全消協第９回女性交流会を開催し、全国から28人の女性会員が参加した。

１日目は川崎市消防局中原消防署署長の熊谷智子様から「いきいきと働ける職場を目指して」と題し、女性消防吏員の歴史から女性が管理職として活躍するまでの道のりをご講演頂いた。女性消防吏員が歩んだ過去を知りで、多くの先輩が苦労しながら築きあげてきた歴史が、現在の女性消防吏員の活躍推進に繋がっていることを学んだ。女性消防吏員は、全消防吏員数の4%に満たず、ロールモデルが少ない中で、管理職として活躍されている方からの講演は、非常に勇気付けられ、働き続けるイメージがついたと感じた女性会員が多くいた。

２日目は越谷市消防職員協議会の北爪亜紀様から「誰もが働きやすい職場環境に向けて」と題してご講演頂いた。女性消防吏員が多い消防本部で出産後からも活躍されている方の経験、活用できる休暇制度について説明して頂いた。今後、育児をはじめとするライフイベントを控えた女性会員があらかじめ制度を知ることで、復帰後の不安軽減に繋げ、個々が働き続けるイメージを持つことができた。

参加者の中には女性が1人である消防本部も少なくなく、悩みを解決することが難しい女性会員も多く、グループワークで職場での悩み事を共有し、改善策を話し合うことで気持ちが楽になったといった声が挙げられた。

数年ぶりの参集開催となったが、参加者の笑顔や楽しそうな話し声を聞くことができ、参集で開催することの大切さを再実感した。また、全消協朽木女性連絡会代表から女性連絡会についてのお話があり、終了後のアンケートでは女性連絡会の必要性について参加者全員から必要であるとの回答があった。女性連絡会の活動について知らない事がある会員が多くいると思うが、今後も活動について積極的にSNS等を活用して女性連絡会について知ってもらい、協議会活動についてより一層興味を持ってもらえるよう活動を推進したい。