ユース部

全消協第5回ユースStep Upセミナー

2023年3月16日(木)~17日(金)の2日間、東京都・自治労会館で全消協第5回ユースStep Upセミナーを開催した。
過去に実施したセミナーに続くStep Upとして、16日はウェブ版・17日は参集版と、世代別に内容と開催方法を分け実施した。

ウェブ版では、「協議会入会から5年以内を目安とした協議会経験が浅い方」を対象に、各ブロックから30名のユース会員が参加した。3年ぶりとなる参集版では、「各県・ブロックにおいて青年・ユース部長を担っている方、今後の協議会活動を担う可能性が高いユース会員」を対象に、各ブロックから45名のユース会員が参加した。

また、PSI活動の繋がりから自治労青年部・全水道青年部からもご参加いただいた。ウェブ版では、未組織消防の方にもセミナー受講をしていただき、全消協活動を紹介できるセミナーとなった。

ウェブ・参集版ともに冒頭、永楽ユース代表より、主催者あいさつと本講座の趣旨を説明。「ユース層活動の活発化が今後の協議会活動には必須である。ユース世代で横の繋がりを深め、知識を蓄え、協議会活動をユース層から底上げしていきましょう」と述べた。

 

 

ウェブ版は「協議会活動に必要な基本知識」を学習するセミナーと位置づけた。その内容は「組織の成り立ち・用語説明」「賃金について」「労働条件について」と、消防職務そのものに結び付く事項が多く、参加者は熱心に聴講をしていた。参集版は「今後の協議会活動の発展」を考えるセミナーと位置づけた。その内容は「協議会におけるユース世代の役割」「SDGs」「全水道組織とは・消火栓構造の説明」「自治労青年部と全消協ユース部との連帯について」と、消防協議会だけではなく、各産別との連帯についても注目しグループワークを中心とした。参加者同士の熱い議論が展開された。
ウェブ版に参加したユース会員による終了後アンケートでは、9割を超える高評価をいただいた。「他の消防の手当の仕方やさまざまな手当の種類を聞くことができて、勉強になった」といった声や、「これまで当たり前だと感じていた職場環境が、実は他消防と異なっていることに気づけた。これをきっかけにさらに学びたい」という声をいただいた。


参集版に参加したユース会員による終了後アンケートでも9割を超える高評価で、「自身がStep Upできた」などの回答をいただいた。参加者からは「今後、協議会で模擬オルグを参考に新規職員へオルグを実施したい」「自治労と合同学習会を実施したい」という声や、「単協内の課題解決に向けて同じ市町村で働く自治労・全水道との連携は必要だと感じた。ブロック・県・単協単位で若年層から連携を提起していきたい」という声をいただいた。
今後もジェンダーを問わないユース世代の地位向上と職場環境改善の一助となるよう、ユース会員からの声に真摯に耳を傾け、世代の希望に応じたセミナーとして、全消協ユース部は継続した開催を実施する。