全消協第7回ユースStep Upセミナー
2025年3月1日(土)、3月2日(日)の2日間日程で、東京・日本教育会館にて第7回ユースStepUpセミナーを開催し、全国から48人のユース世代の会員が参加した。
セミナーの開催にあたり全消協川北事務局長が主催者挨拶を行い、「全消協の未来を担うユース世代として知識を蓄え、各単協に持ち帰ること。また対面で交流できる貴重な機会を活かし、横のつながりを大切にし、活発な意見交換を行って欲しい。」と述べた。
1日目
【講座Ⅰ】「組織の成り立ち・アンケート報告」 北信ブロックユース幹事 恩田達也
全消協の結成された経緯、何故消防職員には団結権が付与されていないのか、消防職員協議会はどのような位置づけの組織なのかといった講義を行った。また、昨年にユース世代を対象に行ったアンケートについて集約結果の共有を行った。
【講座Ⅱ】「全消協の取り組み・韓国交流報告」 全消協事務局長 川北研人
本講義担当予定であった鈴木ユース部代表が緊急消防援助隊の出動に伴い不参加となり、全消協川北事務局長をお迎えしての講義となった。
労働講座をはじめとする各種セミナーや要請行動、議員懇談会等の国内での活動、ILOや韓国公労総消防労組といった国外の組織との交流、国際連帯の活動報告を行った。今後も団結権獲得に向け国内・国外からアプローチし活動を展開していく。

【講座Ⅲ】「賃金・労働条件」 九州ブロックユース幹事 福島丈一朗
特殊勤務手当、変形労働時間制等について事例を基に講義を行った。各自治体によって賃金・労働条件は異なるが、本セミナーでの学習や意見交換を通じて自分たちの現状を把握し、より良い職場を目指していくことが重要である。
グループワーク
1日目の講義の内容を踏まえてグループワークを行った。各職場の現状・問題点について活発に意見交換が行われた。
セミナー後は懇親会が開催され、グループ問わずさらに活発な意見交換が行われ盛り上がりをみせた。横のつながりを深める非常に良い交流の場となった。

2日目
【講座Ⅳ】「ハラスメントについて~対応と対策」
自治労総合企画総務局長 八巻由美
PSI-JCにて繋がりのある自治労総合企画総務局長八巻由美氏をお迎えしての講義が行われた。「アクティブ・バイスタンダー」について、各種ハラスメントの種類について、また、ハラスメントが起きた時や相談された時の対応を学んだ。またその内容について総務省消防庁に掲載されている事例をもとにグループワークも行われた。1日目と同じく活発な議論が行われ、様々な考えを共有する貴重な場となった。
本セミナー終了後のアンケートでは95%を超える高評価をいただいた。参加者からは、「全国各地の賃金・労働条件について意見交換ができ、非常に有意義なものになった」といった声や「刺激になり、今後自分なりに取り組む姿勢を変えていきたいと思えた」といった声をいただくことができた。
最後に田邊寧人ユース部副代表から総括として、「本
セミナーが全消協ユース世代の横のつながりを深める貴重な機会になって良かった。これからもさらに交流を深め活発な意見交換を行うとともに、学んだ知識を各ブロック、県消協、単協での活動につなげてほしい」と述べ、第7回ユースStepUpセミナーは閉会となった。
今後も次世代を担うユース世代の地位向上と職場環境改善の一助となるよう、全消協ユース部として継続した開催を実施していきます。
