2013年度PSI-JC男女平等セミナーに参加
PSI-JCは11月15日~16日の二日間、2013年度男女平等セミナーを東京都「TKP市ヶ谷カンファレンスセンター」で開催し、自治労や全水道などPSI-JCに加盟する各組合組織から60人が参加した。全消協からは、白井佳史さん(東海ユース幹事・津市消協)、小崎めぐみさん(四日市消協)、東慈訓さん(近畿ユース幹事・宇陀消協)の3人が参加し、PSI-JCユースネットワーク・女性委員会委員として仲野桂太さん(全消協特別幹事)が司会進行を務めた。
↑「女性に対する暴力の根絶」をテーマに2013年度男女平等セミナーが開催された
冒頭の挨拶に続き、「PSIの組織と活動について」と題し、佐藤克彦PSI-JC事務局長より国際労働運動関連組織や2014年PSI活動の優先課題について説明がなされた。その後、「世界の働く女性と人権…虐待・搾取・差別」と題して、アムネスティ・インターナショナル日本事務局長である若林秀樹さんより講演を受けた。講演の内容では、バングラデッシュ縫製工場事故などの問題点や教訓を用いて企業と人権の関係性、人権とは何か?人権を理解するポイント、世界の労働問題のケーススタディなどについて話があった。講演後、質疑討論の時間が設けられ参加者と講師である若林英樹さんとの間で活発な意見が交わされた。
↑PSIの組織と活動について説明したPSI-JC事務局長の佐藤克彦さん
↑『世界の働く女性と人権…虐待・搾取・差別』と題してアムネスティ・インターナショナル日本事務局長の若林秀樹さんが講演をおこなった。
続いて、参加型公開討論が行われ、「日常に存在する暴力」をテーマに、ファシリテーターの2人、各組合代表よりそれぞれ1人のスピーカーが参加し活発な討論が行われ、一日目が終了した。二日目は一日目の参加型公開討論の内容を参考に、参加者が9グループに分かれてグループ討論が行われた。現状の雇用や労働環境、家庭内における男女平等について、グループごとに個々の職場での問題点や考え方を出し合い、課題解決についてまとめた内容を発表した。最後に澤田陽子PSI-JC女性委員会議長より総括があり「今回のセミナーで学んだ事を参加者がしっかり発信していき、各組合や職場などで男女平等を訴え、更なる取り組みを進めていくことが必要である。」と締めくくり、二日間のセミナーを終了した。
↑参加型公開討論でスピーカーとして参加した東海ユース幹事の白井佳史さん。 (写真右端)
【参加者の声】
○東慈訓さん(近畿ユース幹事・宇陀広域消防職員協議会)
今回このセミナーに参加された人たちは、税務官、財務官、看護師、水道局など様々な職業の方が参加されており、普段消防職場の話しか聞いたことがない私には本当に新鮮でしたし、多方面からの女性の意見が聞けてすごく勉強になりました。