各種報告

全消協第47回労働講座

労働講座

2016年12月9日は東京グリーンパレス、10日は自治労会館6階ホールにて、第47回労働講座を開催した。参加者は77人。

 

はじめに、近江会長より、今日はユース部が主体となり労働講座を進めていただく。2日間の講座はかなりのボリュームがありますが、しっかりと学んで単協に持ち帰り、組織強化に繋げてください。そして、横のつながりを持つことも重要です。77人の仲間たちとの交流もしっかりとしていただきたい。と主催者挨拶を述べた。

 

1日目

講座1「組織強化・拡大」PDF(1.22MB)

講座2「労働安全衛生」PDF(1.45MB)

講座3「メンタルヘルス」PDF(0.99MB)

 

2日目

講座4「消防財政」PDF(0.88MB)

講座5「賃金・労働条件」PDF(1.12MB)

講座6「PSI・男女共同」PDF(PSI_1.61MB) PDF(男女共同0.86MB)

講座7「LGBTI・ユース部アンケート報告」

 

 

各講座を担当したユース部の所感

講座1「組織強化・拡大」
全消協ユース部/九州ブロック 吉田 真也

消防職員の若返りと比例して協議会員もユース部世代の会員が多くなっています。そのような現状において、「消防職員協議会とは、何のために結成されたのか」という、成り立ちや必要性を伝える事ができたと感じている。また、組織強化と拡大が車の両輪であるように、どちらか一方では上手くいかないという事を事前準備等をとおして、再認識することができた。協議会があるという事で、現状に満足してしまっていないか、問題点は無いのか、課題、問題点も組織の繋がりがあるからこそ見えてくることが沢山あり、今回のグループディスカッションや活動事例の紹介をとおして改めて、今後必要な事を考え、行動していくことの必要性を受講者に提起できた講座でした。

講座2「労働安全衛生」
全消協ユース部/四国ブロック 三好 浩一郎

労働安全衛生。この言葉を聞いて消防職員はまず安全という言葉に目が行く方が多いと思います。様々な災害現場がある中で、安全について理解し、行動しなくてはならない消防職員ですが、職場内における環境についてはどうなのか。今回担当させていただいた「労働安全衛生」では、こちらの内容を主体とし講座を進めさせていただきました。 労働安全衛生について学習し、労働災害を防ぐためには、なにが必要で、どのような組織作りが重要なのかを改めて学ぶことが出来ました。今回の労働講座は、ユース部が講座を担当させていただきました。ユース部全員で取り組み仲間の大切さ、情報共有による知識向上、連携など、かけがえのないものをいただくことが出来ました。全国から集まった仲間たちの輪をさらに広げ今後の協議会活動につなげていきたいと思います。

講座3「メンタルヘルス」
全消協ユース部/東海ブロック 山中 佑亮

第47回労働講座を担当させていただいて、資料準備から当日の発表までと大変なこともありましたが、有意義な経験をさせて頂いたと感じています。 担当した労働講座のテーマは「メンタルヘルス」でした。自分で行うセルフケアを始め、上司への相談や専門家の知識を借りるといったメンタルヘルスケアを実践しながらストレスを溜め込まないことが、現代のストレス社会で働く我々労働者において重要なことであると強く感じました。また、こういった勉強会をきっかけにメンタルヘルスへの興味が湧き、職員間での知識向上に繋がれば、メンタルヘルス疾患に陥って休職する様な職員の減少にきっと繫がると思います。

講座4「消防財政」
全消協ユース部/北海道ブロック 江部 寿

「消防財政」と聞いて、私が講座を受ける側であったらどう思うか。私は率直に言うと、堅いイメージしかありませんでした。資料を作成していくにつれ、面白みを感じ、この面白さを少しでも伝えることで消防財政の第一歩となる足がかりができると思いました。 講座内容、話す内容もシンプルにすることを心掛けて講座を進めましたが、2日目の最初の講座にも関わらず、受講者の皆さんの熱い視線は今でも鮮明に覚えており、その中で講座ができたことはきっかけの第一歩を伝えられたと確信しております。

全消協ユース部/北信ブロック 林 嘉和

この度、労働講座において消防財政の講座を担当させていただきました。今回の労働講座は全消協ユース部(以下ユース部)が主となって開催したこともあり、自分自身にとって新たに学ぶこと、気づくことが多く、大変有意義なものになりました。そして、人に伝える難しさを改めて実感することができた機会でもありました。講義を行うという経験が私自身少なかったため、自分がもし受講する側であったらという目線に立って資料を収集し、ユース部内でも助言等をもらいながら、作り上げることができたと思います。その他の講座全てにおいても、ユース部全体で盛り上げることができたのではないかと思います。この貴重な経験を、今後のあらゆる活動に活かしていきたいと考えております。

講座5「賃金・労働条件」
全消協ユース部/東北ブロック 高橋 秀明

労働講座を担当し、法令理解及び様々な文献の参照等により、まずは自分自身の知識向上に大きく繋がったと思います。また、自身の知り得た情報を多くの方々と共有する事の大切さを感じました。賃金・労働条件の内容は、消防だけではなく労働者たる全ての人が習熟しておくべきであり、また多くの消防職場の現状にある無賃金拘束時間は、今後変革するべき必須事項と思います。現状の職場環境に疑問を持ち、他の職場ではどのような体制なのか情報を収集し、知識を深めること、そのために仲間を作り横の繋がりを築くことが大切であると感じます。全てはより良い公共サービスのために。

講座6「PSI・男女共同」
全消協ユース部/近畿ブロック幹事 北村 晃大

・男女共同参画社会
発表者からの一歩的な報告のようなものになっていた感が否めないと思いました。例えば、平成16年の通知文と平成27年の通知文を見て頂いてから、各班で女性消防吏員が生活するうえでの庁舎の整備について、協議会として何が必要か討論することや、平成38年までに女性消防吏員数を全体の5%に掲げる国の目標についての討論の時間を確保できればと思いました。

・PSI(国際公務労連)
発表でもお伝えした≪見えにくいもの≫を、どのように分かりやすいように(見えやすいもの)にお伝えする工夫が、足りていなかったかなと思います。イラストの多用、過去のPSIでの活動している写真を見て頂くなどをすることで少しでも理解していただけるようにするべきだったかなと思いました。

講座7「LGBTI・ユース部アンケート報告」
全消協ユース部/関東甲ブロック 成吉 丈

「LGBT」、年々この言葉を知っている受講者の方が参加されるようになり、日本国内においても認知度は高まってきたと思います。しかしながら、言葉を知っているがどんなことかはわからないと声が上がりました。私の講座では、「LGBT」という言葉だけではなく、当事者の実際の意見、今感じていることなどしっかりと伝えるがことができました。また、「LGBTI」とまた一つ先に進みました。ユースアンケートからも皆さんに今ある問題を伝えられ、横の繋がりの大切さを伝えられ、今後の協議会活動に繋げられた講座でした。