2017年6月13日に明治大学駿河台キャンパスにて、自治労寄付講座の講師として参加させていただきました。毎年この時期に全消協として１講座時間をいただき「消防職員の活動と地方自治体の責任」についてお話しさせていただいています。

「学生は労働組合に対してまだ良し悪しのイメージや感情はなく、これから理解していくものですので、ありのままを伝えてください」と教授からお聞きして講義に臨みました。

業務内容や訓練風景、労安に関する殉職事例などの仕事についてはもちろんですが、消防職員には労働基本権が与えられていないことやそのことについて日本政府はILOから幾度となく勧告を受けていることを伝えました。

のちのアンケートは大学生という第三者の客観的意見ということで、素朴だからこそ鋭い厳しい現実的な内容も多数あり、今後の活動に非常に参考になるものでした。消防の仕事は現場出場以外なかなか市民の目に触れることはなく、こうして外へ向けて話すことは非常に貴重な機会だと改めて感じました。

女性連絡会代表　青木玲奈