女性連絡会

第8回女性交流会

イベント

2023年5月18日(木)、第8回女性交流会を開催し、全国から27人(女性21人・男性6人)が参加した。

冒頭、川北事務局次長から「女性交流会では学習も重要であるが、特に交流をぜひ行ってほしい。参加者と交流を深めることで、自分の職場環境について考えるきっかけとなる。職場環境をさらに良くするためにも今回の女性交流会を楽しんでほしい。」とあいさつがあった。

次に、株式会社キャリアポート 代表取締役 松岡 澄江氏から「女性の健康課題について~生理休暇・キャリア~」と題して、ご講演いただいた。働くことと生活をすることの両方を充実させるためにはヘルスリテラシーが重要であると話があった。ヘルスリテラシーとは、健康や医療に関する正しい情報を入手し理解して活用する能力という意味である。近年では様々な情報にアクセスしやすくなっているが、その情報が正しい情報であるか、自分自身が必要とする情報であるかとは異なり、情報を選択していくことが重要であると感じる。特に女性の健康・ホルモン変化の正しい情報は日頃に入手しておくことで、自分自身の生活や体をはじめ、変化に気づくことができるかもしれない。目を向けることが少ない「健康」というテーマであったが、日々体は変化し続けており、健康について考える良いきっかけとなった。また、ZOOM投票機能も活用され、参加者の意識について問いかけ、グラフとして集計され、視覚的に参加者の考え方を感じることができた。聴講のみならず、考え、振り返る一呼吸となり、有意義な講義時間であった。

最後に、女性連絡会から現状の課題や今までのアンケート結果についての発表を行った。継続的な課題が多いが、アンケートや全消協行事を重ねていくことで課題を細分化していくことや課題の解像度が上がっていると感じた。会員皆さんの声を要請に反映し、相談いただいた際には一助となるようなデータ活用ができれば幸いである。

今回の女性交流会開催後のアンケートでは、「開催方法の希望はあるか」の問い(複数回答可)に対し、オンライン会議を希望する方が7割、参集開催希望が4割、ハイブリッド開催希望が2割という結果もみられた。今回のオンライン会議参加者からは、「オンライン会議が有意義なものであった」という意見もあったことから、今後も柔軟に開催方法を考えたい。女性交流会に参加した感想として、「性別を問わずみんなが働きやすい職場となるように今後も頑張ってほしい」「情報共有をしながら環境の変化、以上に気づけるようにしておきたい」「女性の健康課題という点では生理休暇はテーマとして取り上げていたが、更年期等今後直面していく課題について聞くことができたので、今回の講演を参考に協議会で話し合いができればいいと感じた」などの意見をいただくことができた。女性連絡会幹事も女性交流会は学びの場、交流の場であると再確認し、また今後はどのようなアプローチが必要か考えさせられた会となった。

今回の講演については全消協会員サイトにて動画視聴が可能である。松岡様のご厚意で広く学習に活用してほしいとのことであったため、ぜひ多くの方に視聴していただきたい。