第46回全国消防職員研究集会
研究集会報告
2018年6月8日~9日の2日間の日程で、岡山県:岡山国際ホテルにて第46回全国消防職員研究集会を開催した。
村上直樹会長より、参加された方々が知識を深めていただき、本研修会を通じていろいろな方との交流を深め、充実した研修になっていただきたい、と主催者挨拶を述べた。
村上直樹 全消協会長
開催地を代表し竹本典孝岡山県新見市消防職員協議会会長、杣谷尚彦自治労中央本部副執行委員長、古林久和自治労岡山県本部委員長、そして第25回参議院議員選挙自治労組織内候補予定者である岸まきこ氏より来賓の挨拶を頂き、全体集会が開始された。
竹本 典孝 岡山県新見市消防職員協議会会長
杣谷 尚彦 自治労中央本部副執行委員長
古林久和自治労岡山県本部委員長
第25回参議院議員選挙自治労組織内候補予定者 岸まきこ氏
全体集会
本部提起「消防職場の問題と課題の解決について」
吉村大作事務局次長より、以下の項目について提起が行われた。
・組織強化・拡大の新たなアクションプランの策定について
・緊急消防援助隊の課題について
・労働安全衛生、各種ハラスメント、メンタルヘルスに対しての取り組みについて
・救急需要対策について
・国際連帯による団結権の回復について
・今後の全消協の取り組みについて
2018年度全消協活動経過報告
1「PSI第30回世界大会・ILO公共緊急サービスにおけるディセーント・ワークに関するガイドライン報告」
竹内 洋司事務局長より、2018年4月16
2「女性連絡会2018年度活動報告」
青木 玲奈より女性連絡会2018年度の活動経過報告並びに女性幹事の各ブロックで行われている研修会等についての報告があった。
記念講演
「我が国の危機管理について」~シン・ゴジラが語る我が国の危機管理について~
総務省消防庁前次長 大場 誠司氏より記念講演が行われた。
分科会
研究集会2日目は、5つの会場に分かれて分科会をおこなった。
第1分科会 組織強化・拡大(講師:佐藤 昭徳 九州ブロック幹事)
今後、更なる組織強化・拡大の実現に向けての取り組みについて講義し、各グループでディスカッションを行った。
第2分科会 賃金・労働条件(講師:大山 剛史 東海ブロック幹事)
「消防職員の前に我々は労働者」であることを主眼とし、賃金・労働条件について解説、グループディスカッションを行った。
第3分科会 労働安全衛生(講師:自治労 法対労安局長 白井 桂子氏)
最初に、山端 孝明 四国ブロック幹事により「メンタルヘルス」
本多 将人 東北ブロック幹事より「ハラスメント」の基礎知識について講義を行った。
その後、自治労 法対労安局長である白井 桂子氏より自身の経験をもとにハラスメント対策についての講義が行われた。
第4分科会 救急医療体制(講師:株式会社エンパワー21 代表取締役 能勢 みゆき氏)
株式会社エンパワー21 能勢 みゆき氏より「救急隊員による接遇コミュニケーション」と題した講演の後、救急隊員の抱える問題について、2018年度労働条件調査をもとに各グループで意見交換等を行った。
※外部講師資料につきましては、掲載できませんのでご了承願います。
第5分科会 男女平等参画・国際連帯活動(講師:永野 靖弁護士)
LGBT〜消防職場における多様性の確保について、永野 靖弁護士による講義を受けた。
その後は、ユース部の活動について紹介し、各グループで多様な性について消防職場で何ができるか?何をするべきか?についてグループ討議を行った。